むし歯

正確な診断の元、
歯の神経を守る
「歯髄保存療法」に
力を入れています!

正確な診断の元、歯の神経を守る「歯髄保存療法」に力を入れています!歯髄保存療法は、虫歯菌によって感染した歯髄を丸ごと除去せずに、感染した部分のみを取り除き、残った歯髄を保護する治療法です。通常、むし歯が進行して根管にまで感染が広がると、歯髄そのものを取り除く根管治療を行います。これに対して歯髄保存療法では歯髄の一部を除去し、MTAセメントで残った歯髄を保護することで歯の機能を維持することを目指します。当院では、正確な診断を行った上で、なるべく削らずに歯の神経を守る「歯髄温存療法」に取り組んでおります。

歯の寿命を伸ばしたい方におすすめです!

歯の寿命を伸ばしたい方におすすめです!歯髄は、歯の中心部に位置し、さまざまな役割を果たしています。歯に必要な栄養や酸素を供給するほか、冷たいものや温かいもの、圧力などの刺激による感覚を脳に伝えたり、象牙質を修復したりする働きがあります。また、虫歯菌の感染が起きた際に炎症を引き起こし、免疫機構として働きます。歯髄を取り除くというのは、これらの機能を失うことを意味するため、なるべく歯髄を取り除かない治療が重要なのです。

痛みを少なくする取り組み

表面麻酔

表面麻酔表面麻酔は、歯ぐきの表面に麻酔薬を塗り、麻酔注射の痛みを軽減する方法です。注射針が歯茎に刺さるときは、チクッとした痛みがあります。この少しの痛みでも精神的な負担を感じ、歯科治療を敬遠してしまう方もいらっしゃいますが、当院ではそのようなことがないように表面麻酔を使用していますのでご安心ください。

電動麻酔器

電動麻酔器麻酔薬を注入する際に生じる痛みは、注入速度にも関係しています。麻酔薬をゆっくりかつ一定の速度で注入することで、痛みを軽減することができます。しかし、手動で麻酔を注入する場合、歯科医師の技術の差によって痛みの程度が異なります。そこで役立つのが、注入スピードや圧力をコンピューター制御できる「電動麻酔器」です。手技の場合は、技術によって痛みに差が生じますが、電動麻酔器を使えば誰が行っても麻酔液の注入時の痛みを抑えることができます。

なるべく歯を削らない
むし歯治療

当院では、なるべく歯を削らないむし歯治療を行うために、マイクロスコープや歯科拡大鏡(5倍)を使用しております。むし歯と健康な歯の境目を拡大して確認することで、肉眼では見落としがちな小さなむし歯や歯間部のむし歯も発見できます。これにより、健康な歯をなるべく削らず、むし歯の部分だけを取り除く治療の成功率が高まります。また詰め物・被せ物治療の際にも隙間なく治療を進めることに役立ちます。

歯医者さんに行くたびむし歯を指摘されませんか?

歯が痛い・しみるなどの症状

むし歯が進行すると、歯が痛む・しみるなどの症状が現れることがあります。これは、歯の神経に影響を及ぼしているためです。むし歯は、虫歯菌が出す酸によって歯の表面のエナメル質や象牙質が溶けることで起こります。初期の段階では症状がなく、歯の内部まで侵食して神経に達することで、ようやく強い痛みが現れます。むし歯は放置するとさらに進行し、神経や血管に感染が広がる可能性があります。むし歯は、自然に治癒することはありません。なるべく早期の段階で治療を始めて、歯のダメージを最小限に抑えることが大切です。

むし歯の原因

むし歯の原因むし歯菌は口腔内に存在する細菌の一種であり、糖分を栄養源に繁殖します。糖分が含まれる食べ物や飲み物を摂取すると、口腔内のむし歯菌が糖分を分解し、酸を生成します。この酸によって、歯の表面にあるエナメル質からカルシウムやリンが溶け出すことを「脱灰」と呼びます。唾液には、溶け出したミネラルやカルシウム、リンなどの成分を歯に戻す「再石灰化」を起こす作用があります。このように、脱灰が起きても再石灰化が生じるため、通常はむし歯になることはありません。しかし、糖分の摂取が頻繁であったり、歯磨きを十分に行わなかったりすると、むし歯菌の活動が増加し、酸の作用が強まります。その結果、再石灰化の働きが追いつかず、脱灰の影響が優勢となり、むし歯が進行するのです。そのため、むし歯を進行させないためには、正しい歯磨きと定期的な歯のクリーニングが重要です。

むし歯を繰り返している方は要注意!

むし歯が見つかった場合、一部を削って詰め物や被せ物をすることで完治できることがほとんどです。しかし、歯の問題の根本的な原因や口腔内全体のバランスまで見極めなければ、むし歯が再発するリスクは高いでしょう。例えば、噛み合わせの不具合や歯ぐきの炎症などがむし歯の原因となることもあります。そのため、歯科治療ではお口の中をトータル的に見て、治療方針を立てることが大切です。当院の診査では、お口の状態や噛み合わせ、歯ぐきの健康状態などを総合的に確認します。また、細かい部分の診査や検査も行い、むし歯や歯の問題の原因を特定します。ここまで入念に診査して初めて、再発リスクが低いむし歯治療が可能になるのです。

むし歯の進行段階と治療方法

CO:初期むし歯

CO初期むし歯むし歯になりかけの状態です。白っぽい斑点や薄茶っぽいシミが見られますが、痛みはなく、外見上ではむし歯かどうか判断が困難です。当院では、口腔内カメラ、マイクロスコープや拡大鏡(5倍)を使用して口腔内の細部まで確認可能ですので早期発見が可能です。治療では歯を削る必要はなく、正しい歯磨きや唾液の作用による再石灰化によって自然治癒することもあります。虫歯菌の活動抑制や再石灰化の促進などの効果があるフッ素塗布を行います。

C1:エナメル質のむし歯

C1エナメル質のむし歯歯のエナメル質に小さな穴が開いた状態です。この段階でも痛みはあまりなく、茶色や黒っぽい小さな穴が見える程度のものです。治療では、むし歯になった部分だけを削り取り、レジンという歯科用樹脂で埋めます。

C2:象牙質のむし歯

C2象牙質のむし歯むし歯がエナメル質の奥にある象牙質に達した状態です。一時的に痛みを感じたり冷たいものを口にしたときにしみたりすることがあります。治療では、むし歯の部分を削って歯型を取り、樹脂や金属、セラミックなどによる詰め物・被せ物をします。

C3:歯髄付近に到達したむし歯

C3歯髄付近に到達したむし歯歯髄あるいは歯髄の近くまで達したむし歯です。何もしていなくても激しい痛みが現れることがあります。治療では、歯髄が入っている根管内をすみずみまできれいにして薬を詰め、被せ物で歯の形を整えます。(根管治療)

C4:歯根まで進んだむし歯

C4歯根まで進んだむし歯歯の大部分が失われ、歯の根だけが残った状態です。歯髄が壊死する痛みがなくなりますが、膿がたまって激しい痛みが生じることがあります。治療では歯の保存が難しいことが多く、基本的には抜歯します。抜歯後は、入れ歯やブリッジ、インプラントなどで歯の機能を補います。

むし歯にならないために
メンテンスをしっかり
行いましょう!

むし歯の予防は非常に重要です。むし歯が進行してしまうと削って治療する必要があり、削られた歯質は元に戻ることはありません。また、神経を抜いた歯は脆くなり、歯の寿命が短くなったり変色したりします。そのため、むし歯にならないための予防・対策が重要です。むし歯の原因である糖分や細菌を歯磨きや歯科医院で行う歯のクリーニングで取り除き、清潔な状態を維持しましょう。また、歯質を強化するために、フッ素入りの歯磨き粉を用いた歯磨きを行うとともに、歯科医院でフッ素塗布を受けることが大切です。ご自身で行うセルフケアと定期的に歯科医院で受けるプロフェッショナルケアを組み合わせることで、むし歯を予防できる可能性が高まります。歯の健康を守りたい方は、まずは当院までお気軽にご相談ください。

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